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夏の大会が終わって3年生が引退すると新チームとしての活動が始まる。1年生はこの時点で初めて希望する守備位置に就いて練習することができた。我が校は基本的には自分の希望通りの守備位置に就くことができた。その後は選手の適正を見て、監督が守備位置の変更をすることもあった。

俺はショートを選んだ。理由は中学までは外野手をしていたため、今度は別のポジションをやってみたかったということ。もう一つは単純にかっこいいと思ったから。しかし、練習していてもすべてがうまくいかない。当たり前だ、ショートを含めた内野手のプレーは複雑で、ゴロ・フライの処理はもちろん、ベースカバー・牽制プレー・挟殺プレー・中継プレーに伴う動き方・サインプレーと多種多様な仕事がある。もともと外野手でボーっと突っ立ってた(もちろん外野手もやることはいろいろあるけど。)俺にとっては少々どころかかなり荷が重かった。そういうわけで当然ながら先輩や監督には毎日怒られっ放し。しかも、何回やっても上手く出来ない。覚えが悪いことを初めて痛感したのもこの頃だった。

俺は高校に入ってからショートをやり始め、その後あまりにもヘタクソ過ぎて2年生の夏休みにセカンドに移った。移った先がセカンドだった理由は、監督の命令。いまさらまったく違う守備位置ができるわけもないし。ショートとセカンドはやることは大きくは変わらない。セカンドはショートよりも一塁に近いので肩が弱い俺にはむしろ都合が良かった。難しいことといえば、ショートは強い打球が多いのに対して、セカンドは当たり損ねの打球が多いこと。慣れるまでにかなり時間がかかったのは言うまでもない・・・。

しかし、いろいろなポジションをやることはいい経験だと思う。他の守備位置の人の気持ちになって考えることが出来るから。いろいろなことにチャレンジして、いろいろな方向から物を見ることができるようになるということ。俺はマイナスな要因からこのような事態に追い込まれてしまったが、これは逆に考えればチャンスでもあるんだと思った。そうでも思わないとやってられないというのもあるけど。そしてまた1から練習に励んだ。
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訪問ありがとうございます。

私が送ってきた高校野球生活の中でのいろいろな経験や日々の出来事や野球に対する考え方などを書いています。

文章の中で度々、「私が見てきた中で~」というような書き方をしています。これは私の高校時代はもちろん、高校卒業後にいくつかの高校の野球部のコーチをする機会があった時のことを表しています。

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